桜庵辻堂

「住みにくい所をどれほどか、寛容げて、束の間の命を束の間でも住みよくせねばならぬ」ご存知夏目漱石の草枕の一説です。人には「智・情・意」というものが備わっており、認知症になると「智」の部分が失われると言われております。

しかしながら認知症になられても、好き嫌いの感情である「情」も、何かをしたい、したくないという意向である「意」もちゃんと保持されております。認知症の方々であっても、我々が少しの工夫をすることで「住みよい暮らしのお手伝い」ができればと願い、この桜庵辻堂を開設致しました。ご入居者様それぞれが大切なお時間を寛げるようにこの庵でお待ちしております。