「災害・防災対策」
皆さんが安心して施設生活を送れるよう備えております。
防災に対する意識が高まる中、JALAの施設では「必要な備え」や「緊急時の備え」をJALAの施設では整えております。介護施設にはさまざまなご状況の利用者様がおられますので、皆さんが安心して施設生活を送れるように、準備をしております。
その内容をご紹介させていただきます。
緊急通報装置
JALAが運営する老人ホーム(サ高住含む)では、利用者様の居室やトイレには緊急通報装置を完備しています。
「緊急通報装置」利用者様が体調不良や転倒などの緊急時に、職員を呼び出すためのシステムです。居室だけでなく、トイレや浴室などに設置されています。
介護施設のなかでも、特別養護老人ホーム(特養)介護保険老人施設(老健)等では設置が義務化されておりますが、有料老人ホームにおいては設置運営指導指針上、努力義務のような扱いになっています。しかしながら、JALAが運営する老人ホーム(サ高住含む)では、標準設備として全施設で設置されています。私どもJALAでは全施設、緊急通報装置を設置しております。
緊急通報装置はなぜ必要か?
緊急通報装置は、利用者様の体調の急な変化や転倒などの緊急時に、迅速に必要な対応を行うために欠かせない設備です。
利用者様が「困ったらすぐに職員を呼ぶことができ、職員が駆けつけてくれる」と感じられることは、日々の生活における心理的な安心感にも繋がります。また、呼び出しに素早く気づき対応することで、発見の遅れによる重症化を防ぐことに繋がります
AED(自動体外式除細動器)
AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし正常に血液を送り出せなくなる「心室細動」などの状態に対し、電気ショックを与えて心臓のリズムを整える医療機器です。
心停止が発生してからの数分間は、救命のために非常に重要な時間です。できるだけ早くAEDを使うことで、救命率が上昇すると言われています。そのため、救急車の到着を待つ間の対応として、AEDは命をつなげる大切な装置です。
AEDは電極パッドを体に貼ることで、心臓の状態を自動で解析し、必要と判断された場合のみ電気ショックを行います。誤って作動することはないため、安全に使用できます。
また、操作手順はすべて音声で案内されるため、初めての人でも安心して使用できます。介護施設では、利用者様や職員の急な体調変化に備え、AEDの設置が推奨されています。施設内の目立つ場所に設置し、職員全員が使い方を理解しておくことで、緊急時に迅速な対応を行うことが可能になります。
私どもJALAでは、施設の開所時研修に於いて「AED使用の講習会」を行っております。
消火設備の設置
スプリンクラー装置の設置
スプリンクラーは、煙や高熱を感知すると自動的に作動し、火元に水を放出する装置であり、初期消火に効果的です。火災の拡大を防ぎ、避難時間を確保するため、介護施設の安全対策として設置が義務付けられている設備です。
介護施設には、高齢者や障がいのある方など、避難に時間がかかる方が多く生活しています。火災が発生した際、自力での避難が困難な利用者様にとって、初期の自動消火が命を守る手段になります。
※法令による設置義務
平成18年以降、有料老人ホームなどの介護施設では、延べ面積や構造に応じてスプリンクラーの設置が義務化されました。
特に、要介護高齢者が入居する施設では、火災時のリスクが高いため、国や自治体が補助制度を設けて設置を促進してきました。
自動火災報知設備
煙や熱を検知すると自動的に警報を鳴らし、建物全体に火災の発生を知らせるための設備であり、職員の迅速な対応につながります。
※自動火災報知設備の設置義務
有料老人ホームなどの介護施設では、以下のような場合に火災通報装置の設置が義務付けられています。
- 延べ床面積500㎡以上の福祉施設(※条件により変動あり)
- 寝たきり・要介助の方が多数入居している施設
- 消防法上「特定防火対象物」に該当する場合
消火器・消火栓
施設内の各所に設置されており、職員が初期消火を行うための設備です。職員は火災発生時にいつでも消火器等を扱えるように※消防訓練を行い、緊急時に備えています。
避難誘導灯・非常照明
停電時や煙の中でも、安全な避難経路を明るく照らし、確実に出口へ誘導するための設備です。
災害・感染症への備え
私たちの施設では、利用者さまが安心して毎日を過ごせるように、災害時・感染症発生時に必要な備品や非常食の備蓄をしっかりと整えています。自然災害や感染症は、いつ、どこで起きてもおかしくありません。
特にご高齢の方が多く生活する介護施設では、被害を最小限におさえ、命を守ることが最優先です。
災害備品の備え
地震や台風、大雨などの災害が起きた際、電気やガス、水道といったライフラインが止まる可能性があります。そうした場合にも対応できるよう、施設内には下記のような災害用備品を日頃から準備しています。
- 懐中電灯(停電時の明かり確保)
- 携帯ラジオ(外部情報の収集用)
- 乾電池(複数サイズで常備)
- 救急箱(応急処置用の医薬品類)
- マスク・手袋など
これらは定期的に点検・入れ替えを行い、いざというときにすぐ使える状態に保っています。
非常食の備蓄
災害で流通が止まった場合でも、利用者さま全員が3日間安心して過ごせるよう、非常食も備えています。
- 保存水・・・ミネラルウォーター
- アルファ化米(白米、炊き込みご飯など味のバリエーションも確保)
※アルファ化米とは
アルファ化米(あるふぁかまい)は、水やお湯を加えるだけで簡単に食べられるご飯です。災害時や緊急時の非常食として、長期保存(5年保存可能)ができて調理も簡単なことから、介護施設や公共機関などでも広く備蓄されています。水なら60分、お湯なら15分で出来上がります。
- 缶入りパン(加熱不要で長期保存可能)
これらはすべて、加熱せずに食べられるものを中心に備蓄しています。
感染症対策の備品も充実
インフルエンザやノロウイルス、コロナウイルス(COVID-19)など、
感染症が発生した場合にも、すぐに感染拡大を防ぐ対応がとれるよう、備品を常備しています。
- サージカルマスク・フェイスシールド
- 使い捨て手袋・防護ガウン
- 次亜塩素酸水やアルコール類などの消毒液
また、感染症対策マニュアルなどを活用した研修なども行い、職員も速やかに動けるよう、定期的な訓練と手順の共有を行っています。
災害や感染症は予測できませんが、備えておくことはできます。
JALAの施設では、「万が一」のときにも、利用者様の命と健康を守るための準備を整えています。利用者様の大切な生命を守るため、「ここなら安心」と思っていただける施設づくりを続けてまいります。
BCPに基づいた管理
BCP(事業継続計画)とは
BCPとは「Business Continuity Plan(事業継続計画)」の略で、災害や感染症などの緊急事態が起きた場合にも、施設のサービスを可能な限り継続し、入居者の安全と生活を守るための計画のことです。
介護施設では、地震・火災・風水害・大規模停電、そして新型感染症など、突発的なリスクに備えて、利用者様の命を守ることを最優先に対応する体制づくりが求められています。
JALAの施設では、地震や台風、火災、感染症の流行など、予期せぬ災害や緊急事態が起きたときでも、入居者の皆さまの命と生活を守り、できるかぎり普段通りのケアを続けられるように、「BCP(事業継続計画)」を作成し、研修や訓練を定期的に行うことで有事に備えています。
これは、万が一のときに「どう動くか」「どんな準備が必要か」をあらかじめ決めておくための、大切な計画です。
■こんなときに備えています
- 地震や火災などの自然災害
- 停電や断水、交通のまひなどによるライフラインの停止
- 新型コロナウイルスなどの感染症の流行
- 職員が急に出勤できなくなるなどの人手不足の事態
■ BCPの主な取り組み
- 食料・水・お薬・衛生用品など、非常用の備蓄を確保
- 避難経路や避難方法の確認と訓練を定期的に実施
- 職員が急に出勤できなくなるなどの人手不足の事態
- 医療機関や行政との連携体制の強化
どんなときでも、私どもJALAでは利用者様が安心して生活できるよう、職員一人ひとりが「もしも」に備えて訓練を行い、計画を見直しながら備えを整えております。ご家族の皆さまにも安心していただけるよう、これからも万全の体制づくりに努めてまいります。
この記事は介護福祉士に監修されています
介護福祉士
青木 いづみ
母親の認知症をきっかけに、サービス業から介護の道へ転身。サービス業で培ったコミュニケーション力と、介護職員や施設長としての知識や経験を活かし、入居相談員として家族が抱える悩みに寄り添っています。介護現場の視点、利用者目線、専門知識を基にした丁寧な相談を行っています。

