介護を本音で話そう ~JALAの仕事の魅力

介護を本音で話そう

JALAの仕事の魅力

介護に携わって、もうすぐ20年になります。気が付けば「介護」をこんなにも長く、またそれが自分の仕事になるとは思ってもいませんでした。

時々ふと、なぜ介護の仕事を続けているのだろうと考えることがあります。その答えは、これまでの経験の中で見つけてきた学びや気づきの中にあります。

なぜ『介護』の道へ進んだのか

高校の進路希望で私は「社会福祉」の道を考えていたことがありました。いくつもの選択肢の中で、私の根っこには「福祉」というものがすでにあったような気がします。

しかし当時は「福祉は身近のところでもできる」と考え、違う道を選びました。

母の認知症が私を介護の道へ導いた

母が脳梗塞になったのは今から20年以上前でした。そしてその病気をきっかけに「介護」というものにまた出会うのです。

母の場合は軽度でしたので、見た目には普段と全く変わりませんでした。しかし、思い返せば、年を重ねるごとに無表情になり、やる気もなくなってました。日常生活には全く支障はないものの、趣味を楽しむこともなくなりました。
その後は、経過観察のため脳神経外科に半年に一度通院していました。

そして病気から5年後、検査で伝えられた結果は、「脳の海馬の部分に萎縮が見られます。初期のアルツハイマー型認知症です。服薬を開始しましょう」でした。

それから、認知症の進行を抑える薬「アリセプト(ドネペジル塩酸塩)」の服用が始まりました。もともと心配性だった母は、物忘れの症状も加わり、毎日数十回の電話や突発的な行動を繰り返すようになりました。

少しずつ変わっていく母の姿を見て、私は「認知症、わからない・・・」という言葉が頭の中で渦巻くようになったのです。

そんな時、ある職員募集を見つけます。

「職員募集!未経験の方、無資格の方大歓迎!」認知症グループホームの看板です。

その看板を見た時に「もしかしたら認知症が分かるかもしれない!」と思い、無資格・未経験でしたが、「認知症グループホーム」で働こうと決めたのです。

これまで、母との会話や介護に少なからずイライラすることもあった私ですが、働き始めると「認知症の人がいきいきと生活している!介護って暗いイメージだったけれど、楽しいじゃないの!」と思えるようになったのです。

そこに母の様子を重ねて、「もう認知症グループホームに入居する時期なのかもしれない」と気づきました。認知症に理解のある職員に見守られながら生活をした方が、母にとって幸せなのかもしれないと思ったのです。

認知症グループホームで働き続けるうちに、介護や認知症についてもっと知りたいと思うようになり、関連する本を読みあさっていました。

そして気が付けば、介護福祉士の資格を取得し、認知症実践者リーダー研修も修了していました。
いつの間にか、介護の仕事にどっぷりと浸かっていたのです。

介護現場のオモテとウラ

すでに15年以上介護の仕事を続けていますが、介護の仕事は楽しいことばかりではありません。

利用者様との別れもありました、ご家族様との関わりに悩んだこともあります。
認知症の方の言動に振り回されたこともあります。

これまでさまざまな介護の形を見てきました。

  • 徐々に介護を受けながら、穏やかに最期へ向かっていった母。
  • 介護を拒否し、突然の病気で最期を迎えた父。
  • そして、認知症後期やがん末期の方々との関わり、看取り介護。

こうした経験を通して、人それぞれの死生観を目の前で見てきました。

また「こんな介護現場もあるのか」と驚いた経験もありました。

職員が体調を崩しても無理をして働いているなど、改善が必要な職場環境も見てきました。

以前勤務していた介護の会社で、夜勤中にケガをして動けなくなったことがあります。それでもそのまま勤務を続けましたが、翌日病院を受診すると、重度の肉離れと診断され、しばらく安静にするよう言われました。

ところが職場に休みをお願いしても、「介護をしなくても、記録くらいは書けるでしょ」と言われ出勤し続けました。

さらに、勤務中のケガなので労災の対象になるのではないかと上長に相談しても、「あなたの介護の仕方が悪かったのだから、自分の責任よ」と受け入れてもらえませんでした。当時は私自身も、介護の世界はこういうもの、それが介護の仕事なのだと思っていたのです。

それでも乗り越えられた理由

こんな経験をしても、介護という仕事が嫌になったわけではありません。むしろ逆に、もっと介護の知識を深め、介護技術を高めようと思いました。

認知症の方への対応でも、少しずつ「わかった」が増えて自信がつきました。介護は知れば知るほど面白く、利用者様も知れば知るほど好きになっていったのです。

ただ一方では、適切な対応ができない人もいました。そして、その様子を見ても誰も何も言わず、見て見ぬふりをする空気がある職場もありました。また、私自身が指摘をしても改善されなかったこともあったのです。

「なぜそうなるのだろう」「もっと違う方法があるのではないか」と思うことが増えていったのです。

それを先輩や上司に相談しても、最終的には「これは、この施設のやり方」と言われました。このやり方しかないのかと諦めるのではなく、自分自身が納得できる介護をしたいと強く思うようになり、『転職』を決意したのです。

JALAに入って感じたこと

利用者様との関わりや職場の雰囲気

そして現在のJALAに転職しました。気が付けば12年が経ちます。

この職場で驚いたことがあります。認知症グループホームで勤務中、台所で誤って手を切り出血してしまったことがありました。その様子を見た施設長は、「すぐに病院へ受診しなさい。労災申請をするから安心して」と声をかけてくれました。

仕事中のケガであれば病院を受診し、労災の手続きも速やかに行う。それが当たり前だと思っていました。しかし、それまでの職場ではその当たり前が通用しませんでした。ケガをしても休むことが許されず、労災申請も行われないという経験をしていた私にとって、この対応はとても驚くものでした。

また、入社してから、さまざまな経験をさせていただいています。最初に担当した仕事は施設の立ち上げでした。新しい施設を一から作り上げていく仕事は、以前から挑戦したいと考えていた仕事でした。

一からの立ち上げでは、入居者をどのように獲得していくかを考えること、介護サービスの質をどのように高めていくかを具体的に検討すること、そして職員との関係性を築きながら組織の土台を整えていくことが求められます。そうした積み重ねの中で、施設全体の方向性を決めていく役割も担ってきました。

それまで経験してこなかった、介護現場の運営や調整といった表からは見えにくい部分も経験させていただきました。

その後、認知症グループホームの施設長を任されました。新設の施設であったため、さまざまな考えや思いを持つ職員が集まっていました。私よりも職歴が長い方や、初めて介護の仕事に就く方もおり、全員が同じ方向に進めるように舵を取るのは私の役割でした。

当初は職員それぞれの考え方に違いがあり、方向性をそろえることに手探りの状態でしたが、とにかく一人ひとりと腹を割って話し合いを重ねました。その積み重ねの中で徐々に協力してくれる職員が増え、どのような利用者様であっても「どうすれば生活を支えられるか」を共通して考えるチームへと変化していきました。その結果、会社の理念である「照一隅」を意識した施設へと近づいていきました。

現在は、入居相談員として、ご家族様や医療機関からの入居に関するご相談に対応しています。

両親の介護経験や介護職員・施設長としての経験を活かし、「どのような施設が適しているか」「どのような条件で受け入れが可能か」を日々ご本人やご家族様のご意向・ご希望を丁寧に伺いながら、一緒に考え、入居に関するご相談をお受けしています。

振り返ると、本当にたくさんの経験をさせてもらっています。

転職してしばらく経ったころ、偶然以前勤めていた施設の近くで当時の施設長にお会いしました。その際、「あの施設で働いていたことが役に立ったでしょ」と声をかけられました。その言葉に、複雑な思いが残りました。

確かに役には立っています。しかしそれは自分への教訓としての思いです。

  • 「あの時、自分が嫌だったことはしない」
  • 「あの時、自分がしてほしかったことをしよう」
  • 職員が困っていたら話を聞き、相談に乗る。
  • 利用者様の声に耳を傾ける。
  • ご家族様の不安を一緒に考える。

このように意識して仕事に向き合うようになりました。
これまでの経験があったからこそ、こうした姿勢で働けるようになったと感じています。

介護の仕事を続ける理由

介護の仕事を続けている理由を本音でお話しするなら、

介護の仕事に奥行きを感じるからです。
それは日々の関わりの中で常に成長できるからであり、
また、一人ひとりの状況に合わせて工夫ができるからです。

母親の介護を始めた頃は、「認知症、わけわからない!」と感じてました。
しかし20年近く介護や認知症に関わることが出来たのは、この会社で介護の知識を深め、仕事の中に楽しさとやりがいを見出せたからです。

20年にわたり介護に携わる中で、
良い介護も、良くない介護も見てきました。
だからこそ、表も裏も知った今の自分があります。

JALAで働き続ける理由

この会社には、たとえ問題が生じ会社にとって不利益がある場合でも、事実をきちんと伝え、利用者様やご家族様に誠実に向き合う姿勢があります。
さらに、「照一隅」という理念のもと、目立たない場所にも光を当てる福祉を目指している組織です。

  • ここでなら、安心して仕事ができる。
  • ここでなら、利用者様やご家族、職員とも向き合える。
  • ここでなら、自分が納得できる介護を続けられる。

高校卒業後の進路を決める際、一度は諦めた「福祉の道」です。
母の介護から始まった私の介護人生は、気が付けば多くの人に支えられながら続いてきました。
その中で、介護という仕事に育てられ、たくさんのことを学ばせていただきました。

その思いを胸にこれからも、一緒に働く仲間たちとの出会いを大切にしながら、自分らしく介護の道を歩んでいきたいと思います。

 JALAの仕事の魅力

  • 利用者様一人ひとりと丁寧に関われる環境がある
  • 職員同士で相談しやすく、意見を伝えやすい
  • 困った時に助け合える仲間がいる
  • 利用者様のためにできることを大切にしている

この記事は介護福祉士に監修されています

介護福祉士
青木 いづみ

母親の認知症をきっかけに、サービス業から介護の道へ転身。サービス業で培ったコミュニケーション力と、介護職員や施設長としての知識や経験を活かし、入居相談員としてご家族様が抱える悩みに寄り添っています。介護現場の視点、利用者様目線、専門知識を基にした丁寧な相談を行っています。