【お役立ち情報】介護士24時間常駐

介護士24時間常駐

日本アメニティライフ協会の施設では、安心してお過ごしいただけるように24時間体制で介護士が常駐しております。

法で定められた介護士の配置

介護保険法で定められた※人員配置基準を遵守し、日勤帯・夜勤帯の介護士の配置をしております。

介護職員は利用者様の介護の支援だけではなく、掃除、洗濯、食事の準備やレクリエーションなどの業務を行い、利用者様の生活や介護の内容を介護記録に記しております。

※人員配置基準とは

特定の業務や施設、サービスにおいて適切な人員数を定める基準のことです。
これにより、業務が円滑に運営され、利用者へのサービス提供が適切に行われることが確認できます。

特に福祉施設や医療機関、保育所、介護施設などでは、法的に定められた人員配置基準があり、これに従うことが求められます。

例えば、介護施設では、利用者数に対して必要な介護スタッフの人数を定めた基準があり、これを守ることによって、介護サービスの質が保たれます。

介護施設では「3:1」という人員配置が多くあります。

サービスによって「3:1」の考え方が少しずつ異なるのですが、一般に入居者3人に対し1人の介護職員ないしは看護職員を配置しなければならないということです。

ただし、24時間常にそのような人員体制になっているのではなく、常勤の介護・看護職員の総数が一日を通して3:1の基準を満たしているということなのです。(常勤換算計算により算出)

介護・看護職員はシフト制勤務であるため、時間により人員は増減します。

≪ 参考 ≫

◆特定施設入居者生活介護|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000648154.pdf

◆認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001113811.pdf

介護記録の必要性

介護記録には、次のような目的や役割があります。

  • 介護サービスの提供内容や利用者の様子を記録し、提供したサービスの証明とする
  • 職員間で情報を共有する
  • 利用者やその家族とのコミュニケーションを円滑にする
  • 利用者の状況や状態を把握し、今後に活かす
  • 万が一の場合、法的な証明記録となる。

介護記録は、介護保険法によって作成と保存が義務付けられており、介護事業者にとって重要な仕事です。

記録には、利用者に提供したサービス内容や、ケア提供時の利用者の反応、利用者の心身の状態などを記載します。

特に事故発生時やいつもと変わった状況などの時はその様子を客観的に記録に残します。
また、その時に行った対応も記載を残します。

介護記録の書き方のルール

介護記録の書き方のルールとしては、次のようなものがあります。

  • 日付や時間を正確に記す
  • 記入者の名前をはっきり記す
  • 誰が読んでもわかりやすく事実を正確に書く
  • 体調不良や急変などの場合は、バイタルチェックなどの数値や変化の様子などを記す
  • 紙面に記載する際には、修正液等は使わず、訂正箇所を二本線で訂正をし、訂正印が必要となります。また消える筆記用具の使用は禁止されています

介護記録の記入例

良い例

12:00
いつもよりゆっくりとしたペースで召し上がり、おかずを口に運びづらそうにされ、食べこぼしもいつもより多く見受けられたため、「食べづらいですか?」と伺うと、Aさんは「今日は何だか箸でおかずが掴みづらい」と答えられたので「手のしびれなどはないですか?」とお尋ねすると「大丈夫だけど、スプーンがほしい」とのことなので、スプーンを渡すと、いつものペースに戻り、完食された。

悪い例

12:00
時間をかけて召し上がる。
食べこぼしあり。スプーンを使って召し上がる。

上記の通り食事だけの記録でも、いつもと違う変化がある場合は、体調不良や認知症の進行の前兆症状が隠れている場合があります。

上記の例の場合は、手の調子が悪いのか、身体の具合が悪いのか、またご本人が使用する器具の影響で機能的に食べづらいのかの事実を記載し、情報を共有することで今後の支援の方法などを考える材料となります。

例えばこの後、体調不良が起きた際にも、このような状態が見受けられた記録が残っていれば、変化を記録に残し、医師などに共有しやすくなります。

私ども日本アメニティライフ協会の施設では、介護記録に書き漏れ等がないよう細心の注意を払っています。

具体的には、利用者の生活の様子を時系列で把握できるようにし、バイタルチェックの数値や排泄の回数、食事量、水分量なども記録しています。このように詳細な記録を通じて、利用者の状態を一目で把握できるように工夫をしております。

利用者様の「その人らしさの生活」を支援

介護施設にご入居するということは、そこはご利用者様の生活の場となります。その方らしく生活が出来るよう職員一同、生活・介護のサポートをさせていただいております。

介護も出来る限り利用者様の残存機能を使っていただくよう、出来るところはご本人様のお任せし、見守りを中心として必要な場面でのサポートを行っております。
また、お声掛けも大事な役割として捉えており、介護だけではなくコミュニケーションの一部として心配りを意識しながら行っています。

その為、介護記録にも、介護の内容や行動だけでなく、利用者様のお話しされた内容やいつもと違う変化や言動などもそのまま記録に残し、申し送りなどでも職員間で情報を共有し、利用者様の「その人らしい生活」を支援するよう心がけております。

ご高齢になり、以前は出来たことが出来なくなったり、お体が不自由になられた時などは、ご自身の変化を認めたくない気持ちや受け入れられない気持ちなどが感情に現れることなどがあったり、他の人の手を借りることに抵抗を感じられたりする方もいらっしゃいます。

それらの抵抗感を和らげられるよう、それぞれご利用者様とコミュニケーションを図りご本人の意思や希望を把握することが大切だと考えております。

おひとりおひとりに合ったケアや関わり方を考え、快く介護を受けられるようサポートできるよう心がけております。

介護は信頼関係が大事な要素です。
介護される方が介護者を信頼できるからこそ、お預けになり、介護を受けることが出来るのだと思います。日本アメニティライフ協会の施設では、安心して施設生活や介護をお任せいただけるよう努力しております。

この記事は介護福祉士に監修されています

母親の認知症をきっかけに、サービス業から介護の道へ転身。
サービス業で培ったコミュニケーション力と、介護職員や施設長としての知識や経験を活かし、入居相談員として家族が抱える悩みに寄り添っています。介護現場の視点、利用者目線、専門知識を基にした丁寧な相談を行っています。

介護福祉士
青木 いづみ