現在、私たちが直面しています超高齢社会と少子社会は、わが国の社会保障制度を大きく揺るがす問題であり、抜本的な改革無くしてはこの危機を乗り越えることは出来ません。
年金支給年齢の引き上げや、医療保険の負担増に加え、2000年に施行された介護保険法も、保険料や自己負担分の増額、要支援・要介護1,2の介護保険対象からの離脱など、様々な施策が現実のものとなってきています。
この厳しい現況の中で、要介護高齢者の方々やそのご家族は、良質なケアを無理の無い適切な費用でお受けになることを要望されています。
私たちは「照一隅」を念頭に、介護の世界でも陽の当たらない場所を重視し、少しでも光を届けるための仕事をする中で、「歩ける認知症の方々の施設」「低価格でご利用いただける施設」「病院退院後の医療バックアップのある施設」など、主として夜間帯の介護をお引き受けできる事業を展開しています。
更には、陽の当たらない場所として、不足している保育の問題、ケアワーカーの処遇問題などにも着目し、新しい光を届けるために、この会社を経営しています。
「この子らを世の光に」と唱えられた福祉の先達であります糸賀一雄先生は、法律や制度が確立される前に、戦災孤児のための施設や重度障害の児童のための事業を始められました。
それに比べますと、今の時代は大変恵まれており、私たちは様々な制度を余すことなく利用することが出来ます。しかしながら、制度に甘えるのではなく、今の時代に真に必要とされている事業を、フロンティア精神をもって創設してまいります。
株式会社日本アメニティライフ協会
代表取締役 江頭 瑞穗